2012年02月22日
震災からもうすぐ一年、南国から球春の便りが続々と届く今日この頃、
被災地に、そして宮城全県に、確実に勇気と希望を届けるニュース、
祝 石巻工、 春 選抜へ 初出場!
「あきらめない街・石巻!!その力に俺たちはなる!!」
この横断幕を背に、決して諦めなかった石工ナインの魂と
地元石巻の熱い思いが・・半世紀以上の時を越え、甲子園(3.21.開幕)の扉を開きました。
我が母校 石巻高以来 実に64年ぶり、
自分が高校生時代に早朝から毎日々々、授業前の教室で応援練習を皆でして、当時、応援団副団長だった安住淳先輩の下、宮城球場で声を枯らして母校を応援してから、いったい幾年の月日が流れたのか・・・♪幻の門
遂に、石巻勢が再び聖地を踏むのです。
それにしても、あの震災後の浸水した校舎とグランドを思い出すと、まあ、よくぞここまで、
しかもこのタイミングで夢を叶えるとは、アッパレ・・・!
聞けば300余りの少年野球チームが出場する宮城県の軟式野球大会で、
石巻のチームはベスト4の常連だとか。
それでもあまりにも遠かった甲子園。
学生時代の伝説が、今、時を越えて甦ります。
その64年前を知る、高校の恩師は語ります。
「甲子園の開会式直後に登場の石巻高(岡山・関西高校との対戦)、
4回を終わって 0-7 ワンサイドゲームか・・・と思われてからが凄かった、
7回を終わって 5-7 まで追い上げ( 最終スコア: 6-9 )あと一歩まで追い詰めた、
石巻の底力を全国に・・」と。
地元に脈々と受け継がれる不屈の闘魂と固い絆、
石巻の底力を、再び甲子園で披露してくれることを願っています。
“昨日の夢は 今日の希望であり 明日の現実である”
・・・ロバート・ゴダート(ロケット開発の父と言われるアメリカの発明家)の言葉です。
家に帰ると”primo”シェフの奥様が、シェフの誕生日のお祝いに作ったという自家製ケーキを、
お裾分けに来てくれていました。その傍には、妻が趣味で作ったという手提げバッグが。
夢を持ち続けること~きっと、春は近くまで来ている感じがします。
それにしてもシェフと奥様、二人ともこんなに料理が上手だと、いったい家の中ってどうなってるんですかね?と・・・まったく余計な心配でした・・・すみません(汗)。