小児科/呼吸器科/土曜・日曜診療/健康診断 宮城県名取市の「時計台クリニック」

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医療法人社団 近江医院

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旅立ちの時

春の訪れを告げる とても穏やかな陽射しが 眩しい朝、
3月16日 自分が学校医を務める 相互台小学校の卒業式。

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卒業生自ら伴奏の、ゆず♪栄光の架け橋でのオープニング、
大震災を経験し、命の尊さと、人と人との絆の素晴らしさを体感して、
一回りも二回りも逞しくなったみんなが、小学校を旅立ち時がきました。

卒業証書を受け取るのは 卒業生席と父兄席の間に設けられた 特設ステージ上、
授与する及川校長先生にとっても これが最後の卒業式、証書を手に ステージから降りれば そこにはこれまで支えてくれた父母が待ちます。

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みんなは、これから大人の階段を昇るにつれ、幾多の困難にぶつかるでしょう、
でも・・・感謝の気持ちと、決してあきらめない夢を抱き続ければ、必ずや、どんな試練でも乗り越えられるはずです。

もう歩けないと感じたとき 背中を押してくれる 誰かがいます。
独りぼっちだと思ったとき 必ずどこかで 君を思い出している人がいます。

最後にみんなで歌った ♪かけがえのないこと

「~たったひとつだけ 君に伝えたい 
同じ時代(とき)を駆け抜けたこと 
僕らには かけがえのないこと~」

ずっと心に刻まれることでしょう。

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人生・・・損得ではありません。勝ち負けでもありません。まして、勝負となれば時の運です。
しかし、この素晴らしき10代を、”勝負にこだわり絶対に勝つ” という気概で、何かに打ち込んで、自分を磨いてみるのも良いと思います。

一度きりの人生・・・この一日を大切に生きてください。
さあ、新しい明日が待っています。みんなを待っています。

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震災一年

あれから一年。
わずかな光だけを頼りに、津波から逃げ延びてちょうど一年。
本日、その時間を診療中として迎えることが出来ました。

過ぎてしまえば速かったような、しかし、辿れば確かに険しかった道です。

あの日を越えて今日がある、このことを決して忘れないこと。
ここには多くの失った尊い命が・・様々な思いがあります。

今夜、診療が終わって帰路に着いた時、痛いくらいの大粒の雪が舞っていました。
東北道は通行止めのテロップが。

一年前の記憶が甦ります。
雪が舞う中・・・必死に登った愛島の山で、じっとワンセグの画面に見入ったこと。
避難中・・・電気が点いた瞬間の大歓声、肩を組んで喜んだ光景を、今でも鮮明に覚えています。

 

あのとき、薪で火を起こしお湯を沸かしてくれた大工さんは、今は独立されてご活躍のことと聞きました。

一方、我々はというと・・

春かと思うと、何度でも雪が降る、昨今の異常気象が災いしてか
季節外れのインフルエンザの大流行と
容赦なく襲う溶連菌やマイコプラズマの渦に呑まれそうになりながら、
何とか体勢を立て直しつつも、
時間内に受付を済ませていただいた体調の悪い患者さんに、
夜の9時を過ぎても診察時間がまだ、という劣悪な環境を与えてしまい、
大変なご不便をおかけしている現状です。

しかし・・・そうです・・・我らクリニックは、幸いにも多くの方々の善意に支えられ、
お陰さまでこの一年、確実に復興への路を歩むことができました。

我々にいったい何が出来るのかを冷静に問うたときに、
やはり、一人でも多くの方々の健康面での光となれるよう、
スタッフ一同、微力ながらに頑張るしかないのでは・・・と、考えざるをえません。

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3.11.今日が誕生日というお子さんが2人も、インフルエンザで来院・・・皆で応援しています!

さて、3月・・・真に別れと旅立ちの季節です。
我々クリニックとして大変お世話になった方々が、
お仕事の都合などで新しい地でそれぞれの門出を迎えられます。

この地を去る人にも、これからも共に歩む人にも、多いに幸あれ!!と。