2015年10月29日
2020年東京五輪の追加種目として正式提案されることが決まった空手、
何度も五輪に挑戦し、そして跳ね返されてきた苦い過去がありましたが、
思いを一つにして、ここにようやく重い扉を開くことが出来ました。
空手発祥の地、沖縄に「空手の日」である10月25日、
2000人の空手家が世代を超えて那覇市に集結して一斉に演武を披露したとのこと。
観客はかなりの盛り上がりだった様です。
琉球王国時代に生まれ伝承されてきた「沖縄手」や「唐手」が、
「空手」と称する様になったのが1936年10月25日。
これを受けて沖縄県は2005年に「空手の日10月25日」を宣言しました。
それからちょうど10年の時が過ぎ・・・
今や空手の愛好者数は世界190ヵ国に8000万人とも1憶人とも言われるまでに広まりました。
これからも国内外から多くの人々が武縁(:武道を通じて巡り会う縁)を求めて沖縄を訪れ、
そしてまた各地域に空手が伝えられていくことを願ってやみません。
我ら医療法人の命名の舞台ともなった沖縄です。とても愛着が湧きます。
くしくもこの日は自分の誕生日・・・これも何かの縁(・・・だと思いたい)。
祝ってくれた家族に感謝しつつ、沖縄に伝わる「守礼の心」を胸に、
一歩ずつ前に行きたいと思います。
我が家の息子たちが通う空手教室は強豪道場で大所帯ですが、
強さを追及するだけでなく、縦と横の人間関係をとても重視しています。
まるで皆が大家族の様に団結~そう、和こそ力です!
2015年10月20日
つんく♂さんの「だから、生きる。」読みました。
喉頭ガンとの闘い、声帯全摘出という決断、声を失ってもひたすら前に進む
つんく♂さんの姿に心打たれ、生きるとは何かを改めて考えさせられました。
つんく♂さんだけではありません。先日、乳ガンの手術を受けられた北斗晶さんも
つんく♂さん同様、毎年、人間ドックを受診されていらしたとのこと。
これほど医学が進歩した時代で、
新薬や最先端の医療機器が続々と開発されている今日においても、
「毎年きちんと健診を受けていたのに何故…?」という声が各方面で後を絶ちません。
綺麗事は抜きにして医学の力ではどうすることも出来ない、
心痛む、とてつもなく大きな壁が突如として目の前に出現することが度々あります。
もし、それを打破し、奇跡を起こす術があるとすれば、
それはもはや理論や理屈を越えた家族、兄弟、親、恋人や友人達のハートの塊、
団結の力なのではないでしょうか。
サッカー大久保嘉人選手は、抗がん剤治療を受けることになった奥様の
(薬の副作用で髪が抜けてしまうかもしれないという)
不安を少しでも取り除こうと、3人の息子さん達と丸刈りにしたそうです。
「応援し応援され、応援され応援する・・・」
人生はきっとこの繰り返しなのだと思います。
無情にも願いは時として叶わないことがあります。
でも、そこに必ずしるしが残ります。
やはり「応援し応援され、応援され応援する・・・」
いつ、どこで、どうなるか、こればかりは誰にも分かりません。
難しいですが、出来ることを精一杯・・・やるしかありませんよね。
先日、家族で訪れた「やくらいガーデン(加美町)」の幻想的な丘に佇みながら、
今という時をこれまで以上に大切に生きたいと思いました。