2015年3月11日
今年も粉雪が舞う3.11
自分を育ててくれた石巻の大海原を遠くに見つめ、原点に立ち返る日。
昨日も今日もきっと明日も、普通に仕事が出来て暮らしていける現実に感謝します。
テレビで石巻・雄勝の方が、
「言葉には表せないほどとても多くのものを失った。しかし、震災が運んできたものもある。
それは人の心だ」と、言うのを聞いて少し救われました。
震災で負った傷、悲しみが私たちの心から消え去ることはありません。
それでもみんなで前を向いて歩いてきました。うわべではなく、心底応援してくれた人が大勢いたからです。
肩寄せ合って眠った夜・・・大工さんに沸かしてもらったお湯で体を拭いた時の温かさ・・・電気が点いたときの大歓声・・・
もらった真心を生涯忘れることはないでしょう。
そして、生きたくても生きることが叶わなかった仲間達の分まで、何としても諦めないという誓い。
今、この時を一生懸命に生きることこそが恩返し。絆はいつもここにあります。