2016年12月29日
先ほど2016年最後の診療を終えました。
今年も多くの出会いがあり、たくさんのご厚情を賜りました。
ここにスタッフ一同御礼を申し上げます。
さて、終わってみれば、もうこれ以上はないと思えた昨年を大きく上回る、
実に大勢の方々にクリニックへお越し頂きました。しかし気づけば時間との戦いに敗れ、
受付時間を早目に切り上げてしまうことが度々でした。
この点、大変申し訳なく思う気持ちと同時に、他にも至らない点が多々思い出され、
大いに反省をさせられます。
来年への課題を痛感しており、一つでも前進できるよう努力する所存でございます。
一方、今年は忘れ得ぬ大きな一歩がありました。
我々医療法人が応援している空手・・・
皆様にご署名頂いた絆は強大な力となって海を渡り、
2020年東京オリンピックに空手が追加種目として採用されることになったのです。
個人的にも、幸運なことに天皇陛下にお会いすることができました。
日本国に生まれ育った男子として、言葉では言い表せないほどの感銘を受け、
人生の一大区切りとなりました。
何故かGReeeeNの「愛し君へ」を何度も聴き、
家族のことを思うことが多かった一年がもうすぐ終わります。
新しい年、2017年が皆様にとって笑顔多き一年となります様、
心よりお祈り申し上げます。




2016年12月21日
今年も幾多の名勝負が生まれた空手界、
フィナーレを飾る日本王者決定戦、
先日、第44回全日本空手道選手権大会が開催されました。
曇一つない晴天の下、
心地よい風に包まれた聖地・日本武道館。
入場もままならない程の長蛇の列、人、人、人・・・また人の波。



3階席までびっしり埋まった大観衆の、
ボルテージが最高潮に達したのは、まさかの
「天皇陛下、ご来場です」のアナウンスの時!
自分の斜め前、わずか2mほどの距離に陛下がご着席になり、
言葉では到底表現できない厳かな緊張感の中、
壮絶なオーラと絶やさぬ笑顔に見守られての決勝戦は、
男子:2年連続 同一カード、3連覇を狙う荒賀選手対篠原選手、
女子:2連覇を狙う植草選手と、イルソーレ広告モデルで名門一友会の出身、
優勝候補を次々と破り初の決勝進出を果たした山田沙羅選手、



男女ともに連覇達成を見届けられ、
大歓声に手を振ってお応えになりながら退席される陛下に、
空手オリンピック種目決定元年、
万雷の喝采と「万歳、万歳、万歳・・・」がいつまでも鳴りやみませんでした。
忘れえぬ貴重な一日となりました。
2016年12月1日
先日、仙台厚生病院でPET‐CT検診を受けました。
真に衝撃、恐らく今年一番の破壊力です!


PET-CT:勿論、その存在は知っていましたが、正直、中身をよく知りませんでした。
人は生涯のうちで男性:約60%、
女性:約50%の確率でガンになると言われています。
ガンを確実に予防できれば良いのですが、残念ながら未だ難しい状況です。
現実問題、これだけ高率にガンに罹るとなれば、
その早期発見・早期治療が最重要テーマでしょう。

ここでPET-CTについて少し説明させて頂きます。
ガン細胞は正常細胞の約3~20倍ものブドウ糖を摂取します。
PETでは、ガン細胞のこの性質を利用し、検査薬を静脈注射して全身の細胞のうち、
ガン細胞だけに目印をつけ、1cm前後の小さなガン細胞の活動状況(機能)を調べます。
また、CTは組織形態を映し出すことを得意とするため、
PETとCTの画像を組み合わせることでガンに関する正確な診断ができます。
特にPET-CTが得意なガンは、
肺、乳がん、食道、卵巣、大腸、膵臓、頭頚部、子宮、悪性リンパ腫などです。
ほぼ全身を一度の検査で、しかも、たったの30分で終了します。
検査が終わって待つこと20分、
結果説明を聞くため部屋に入ると、
そこにはスクリーンに大きく映し出された自分の全身像(絵図)がくるくる回転していました。
まるで未来映画のワンシーンを観せられているかの様・・・驚きでした。
さて、病院には各々、独特の雰囲気があると思います。
仙台厚生病院でそれを言うと「安心感」でしょう。
たとえ何か病気が見つかったとしても解決に導いてくれることを確信させられる、
素晴らしい病院だと思います。