2008年6月27日
ある雑誌で見つけた言葉
徳川将軍家の剣術指南役、柳生家の家訓
小才は 縁に出会って 縁にきづかず
中才は 縁にきづいて 縁を生かさず
大才は 袖すり会うた 縁をも生かす
これ、かなり有名な言葉らしいのですが、今回はじめて知りました。
決して生まれ持った才能・資質のある人だけが”縁”を活かせるのではなく、活かすことが出来た人が大才である、と・・
日常のまるで好機・チャンスとは思えない、ちっぽけな事柄でも何かに活かしてしまう。
意志あるところに気づきは生まれ、そして道は生まれる。
一説によれば、柳生の剣は「活人剣」・・
“袖がすり会っただけの些細な可能性も大切にして、我が身に襲いかかるものを振り払える力を備えるために日々研鑽を積み、その襲いかかる相手さえも、抹殺するのではなく、己と相手を共に生かすための活路を見出す剣”だと。
人生当然、出会いと別れを繰り返します。
その中でも出会うのは何かの縁があるから。
通り過ぎて行った人、何となくすれ違った事柄の中にも、自分の今後を活かす、そして占う何かのヒントが隠れているのかもしれませんね・・・
2008年6月9日
土曜日(6/7)は、空手のインターハイ宮城県予選・個人組手でした。
場所は登米市総合体育館。

日頃の成果を、この瞬間に輝かせるために・・
さて、男子個人組手は群雄割拠 東北工大高の佐々木・出町、中新田の村田匠、石巻好文館の阿部祐介など強豪が最終決戦を前に次々と涙をのむ中、晴れの決勝の舞台に駒を進めたのは、華麗かつ高度な技を披露する 井上(宮城水産)と杉﨑(角田)。
選ばれし者だけが登れる夢舞台・・
磨かれた技の応酬は 観る者を魅了し
結果、鮮やかの上段蹴りの連続で井上が優勝しました。
観客席では お父さんも喜んでいました!
おめでとうございます!!
代表の座を射止める、奇跡にも似た幸運。
それを呼び込む術は ”勝魂”を持って、”日々努力研鑽”するのみ。
壮絶な努力と相当な応援があったことでしょう。
「奇跡は努力のごほうびです」

先日、こんな色紙をくれた患者様がいらっしゃいました。
以前も書きました、全空連の蓮見副会長の言葉
“一本をとる難しさと、相手の攻撃から一本を守る難しさ。 これらの繰り返しの中で人の命の大切さを学ぶ” ・・・これこそが空手道。
二人は宮城代表として この夏、埼玉県でのインターハイを大いに沸かせてくれることでしょう。