小児科/呼吸器科/土曜・日曜診療/健康診断 宮城県名取市の「時計台クリニック」

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医療法人社団 近江医院

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2011

先ほど2011年、最後の診療を終えました。

千年に一度と言われたあの大震災、自分自身ちょうど2週間、自宅に戻れないという厳しい体験もありました。しかし、とても多くの方々から、言葉では表現できないほどの温かい励ましを頂戴し、我々のクリニックにとって最大の危機を乗り越えることが出来ました。
「空気と光と、そして友人の愛。これだけ残っていれば、気を落とすことはない」byゲーテ
人の真心は、空気や光と同じくらい大切でかけがえのないもの。
暗闇には必ず光がさします。
今年、皆様に頂いた恩恵はどんなに月日が流れても、決して忘れることはないでしょう。

岩沼のS.Y.君「3.11.は僕の7歳の誕生日だったんだよ、でも、お母さんが僕のために予約してくれたケーキは・・(涙)」あれから9カ月、「クリスマスは、誕生日の分と合わせてケーキを2倍食べるんだ」クリスマス2日前、高熱から解放された診察室で、くりくりの瞳は臨戦態勢となっていたのが昨日のよう・・

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そして・・門前の仙台調剤薬局さんと、”Primo”で恒例の忘年会
沼田シェフの料理で和む、弾む。
苦しかった一年だったからこその、感慨はひとしおです。

2012・・新しい年を迎えても震災後からの最大のテーマ~「絆」~
この思いを継続し、少しでも、一人でも多くの方々の健康の一助となれるよう、そして、輝く瞳を一日でも早く取り戻せるよう、復興への道を共に歩んでいくことを誓いました。

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それでは・・皆様にとって来年が、少しでも良い年となりますよう祈念して、2011・・ほんとうにお世話になりました!

そして、クリスマスへ

クリスマスまであと10日。

「一年お世話になりました・・」「来年こそ良い年に・・」
そんな言葉が、クリニック内でもふつうに飛び交う季節になりました。
いよいよ今年もクライマックスです。

最近、ニュースZEROの主題歌;IF YOU WANT(氷室京介)をよく聴いています。”明日を開く鍵は この胸にある・・誰かが決めたレールの上を 上手く歩けなくても 自分が決めたデコボコの道で迷えば良い・・一人一つの奇跡 信じ抜く時に 長く冷たい雨も やがて虹に変る”・・といったフレーズ♪が好きで。

そんな中、毎月クリニックにお越しいただいている高橋さんご夫婦(60代;被災して、閖上から現在は愛島へ)、震災後に皆さんから頂いた支援に対する感謝の気持ちを詩で表し
・・やがてそれは新聞に掲載され
・・そして、今回
「被災地からのありがとう 作詞:高橋久子、作曲:三浦明利」という唄になって、私たちのもとへ届くことになりました。

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“鳥のように空を飛んで、ありがとうを届けたい
太陽のような笑顔になって ありがとうを届けたい

風になって みんなの耳元にありがとうを届けたい
みんなのおかげで 希望を胸に前に向かい進んでいる
 
雲よ ぽっかり浮かぶ雲よ。
鏡になって 風よ光よ届けてほしい。

言い尽くせぬ ありがとうを。

鳥よ 雲よ 届けてほしい
みんなの応援で 前向きになれたことを

虹よ 風よ 届けてほしい
世界のみんなに 言い尽くせぬ ありがとうを”

感謝の気持ち・・きっとこれが”明日を開く鍵”となるのは間違いありません。

自分もこの気持ちを忘れずに、日々の診療にあたること・・
それが、続々といらっしゃる咳・呼吸苦・高熱など、体調のすぐれない子どもたちが、何とか・・今年の「特別なクリスマス」に間にあうよう・・願いを込めて応援していきます。

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今日から12月。
激動の一年も冬を迎えました。

つい数日前・・深い哀しみ、訃報あり。
恩師でもある、大先輩のA先生がお亡くなりになりました。

いつも患者さんの傍にいる・・のか・・
患者さんが、いつもその先生の傍にいる・・のか・・
まったく区別ができないくらい患者さんと一体化した医療。
患者さんからの信頼が厚く、患者さんを常に気づかい、真っ直ぐな眼と心で病に取り組む、そんな勇気あふれる先生でした。

呼吸器科の診療とはこうやるものだと、体で表していました。
最期の最期までその御姿は”仕事をしているようであった”と。

明日はお通夜に行きます。
こころからご冥福をお祈りいたします。

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庭を眺めれば、真っ赤な紅葉が池に浮かび、この特別な一年ももうすぐ雪景色に変わることを知らせています。

震災から8か月以上の時が流れ・・皆で一生懸命に歩いた道・・それはいろいろなことに気づかされた時間でした。たとえまわり道をしたとしても、その分だけ多くの事を学んだわけです・・決して無駄ではないでしょう。

だから・・明日もまた一人でも多くの子どもが笑顔になれるよう、また今から一歩進んでいきます。