小児科/呼吸器科/土曜・日曜診療/健康診断 宮城県名取市の「時計台クリニック」

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院長時事通信

2012年 ひとつの思い

2012年、穏やかな夜明けとなりました。

ここに謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

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東日本大震災よりもうすぐ10カ月、皆様の多大なるご厚意で復活した時計台クリニックは、来る5月で丸2周年となります。今年も循環器・アレルギー・呼吸器疾患、この三分野を診療の中心に据え、土日も終日診療を堅持してまいりたいと考えています。

そして・・時計台クリニックは、いろいろな方々の、さまざまな思いにより支えられている、ということを忘れてはいけません。

昨年末、久しぶりにクリニックにお越しいただいたKさん。

大津波で幼稚園に通う娘さんが犠牲になってしまったのだと、お聞きしました。

「娘との思い出がぎっしり詰まったこの場所、

時計台クリニックには二度と来たくなかった、

よそのクリニックに行ったこともあった、

でも、自分の体を一番 分かってくれているここに、

また来てしまった・・これからも来ます」と。

一つ、一つの悲しみがあまりにも大きすぎて・・どうにかしなければとか、

受け止めるとか・・そういう次元のものではありません。

ただ我々も、苦しみも・怒りも・悲しみも・憎しみも・空しさも・淋しさも・・そういう思いを心に抱いて、鎮魂の思いを背負いながら、日々これからも格闘していくのです。Hちゃんのあの笑顔を決して忘れることはないのです。

昨年の大晦日に、震災で多くの先輩や後輩が奪われてしまった石巻の地を、あの長淵剛がまたも訪れてくれました。

紅白歌合戦・・大津波と火災に襲われた、門脇小学校の校庭からライブ中継が入りました(場所は示されませんでしたが、あの風景は門小?に違いないと思います)。

魂の叫びは、再び、被災地の星空へ・・

ひとつ

作詞・作曲 長淵 剛

「♪星が降る夜 君を想い

ずうっと歩いたよ

明日きっと 明日きっと 幸せになれるね

永遠のしあわせは どこからやってきて

永遠のしあわせは どこへ 行くんだろう

いくら考えても わからないから

僕は悲しみを 抱きしめようと 決めた

ひとつになって ずっといっしょに 共に生きる

ひとつになって 君と生きる 共に生きる♪」

時計台クリニックをいずれは、真のファミリークリニックにしたい。

遠い目標です・・

今年はその礎の一端を築く、そんな一年にしていきたいと思いました。

2012年が皆様にとって、一歩でも前に行ける年になりますよう、心より祈念いたします。

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