2011年12月28日
先ほど2011年、最後の診療を終えました。
千年に一度と言われたあの大震災、自分自身ちょうど2週間、自宅に戻れないという厳しい体験もありました。しかし、とても多くの方々から、言葉では表現できないほどの温かい励ましを頂戴し、我々のクリニックにとって最大の危機を乗り越えることが出来ました。
「空気と光と、そして友人の愛。これだけ残っていれば、気を落とすことはない」byゲーテ
人の真心は、空気や光と同じくらい大切でかけがえのないもの。
暗闇には必ず光がさします。
今年、皆様に頂いた恩恵はどんなに月日が流れても、決して忘れることはないでしょう。
岩沼のS.Y.君「3.11.は僕の7歳の誕生日だったんだよ、でも、お母さんが僕のために予約してくれたケーキは・・(涙)」あれから9カ月、「クリスマスは、誕生日の分と合わせてケーキを2倍食べるんだ」クリスマス2日前、高熱から解放された診察室で、くりくりの瞳は臨戦態勢となっていたのが昨日のよう・・
そして・・門前の仙台調剤薬局さんと、”Primo”で恒例の忘年会
沼田シェフの料理で和む、弾む。
苦しかった一年だったからこその、感慨はひとしおです。
2012・・新しい年を迎えても震災後からの最大のテーマ~「絆」~
この思いを継続し、少しでも、一人でも多くの方々の健康の一助となれるよう、そして、輝く瞳を一日でも早く取り戻せるよう、復興への道を共に歩んでいくことを誓いました。

それでは・・皆様にとって来年が、少しでも良い年となりますよう祈念して、2011・・ほんとうにお世話になりました!