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院長時事通信

継続は力

先日、第37回東北高校総体空手道競技に大会ドクターで参加してきました。
「勝利への執念」の旗が靡く会場、数々のドラマ、とても良い経験をさせて頂きました。
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パンフレットを開くと「練習で泣いて試合で笑え」「一騎当千」「不撓不屈」の文字が並ぶ・・・
どれもこれも言うは易し、行うは難しです。

まずは、男子個人組手を制した本田選手(仙台城南高)。
6月上旬に行われた宮城県総体男子個人組手でも優勝しています。
見上げる程の長身揃いの選手の間に入るとかなり小柄に見えましたが、「小よく大を制す」の言葉通り、相手選手が居着いた、その一瞬の隙をつく躍動感溢れる組手は、まるで獲物を狙うチーターを彷彿させるスピード感でした。
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仙台城南高は男子団体組手でも激闘の末(2勝1敗2分け)、東北学院高(県総体優勝で今夏のインターハイ出場)を破り優勝、本田選手は3冠達成の快挙です!

次に女子個人組手・女子個人形をともに制した中川選手(聖和学園)。
通常、選手は形か組手のどちらかに力点を置くものです。
なぜなら形、組手のどちらも優勝を狙うというのは、時間的にも極めて至難の業だからです。
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中川選手とは直に話したことはありません。
でも、それをあっけなくやってのけるのですから、想像を絶する強靭な精神力を持ち、厳しい練習を積んだのでしょう。

本田選手は古空会(須江宏信先生)、中川選手は協会仙台支部(山内常由先生)のご出身、須江先生も山内先生も言わずと知れた今の宮城県の空手界を牽引するお二人です。
卓越した指導者の下、努力を惜しまず継続すれば、結果は自ずと付いてくるという証・・・

「大事なことは続けること。続けることである程度の根性は身につく。
続けられない者が上に行けるはずがない」と。
プロボクサー辰吉丈一郎の言葉です。

今回、東北高校総体空手道競技に出場された選手の皆さまには素晴らしい感動と勇気を頂きました。
心から感謝の念を込めまして拍手を送りたいと思います。
そして夏のインターハイに出場される、大学の後輩・竹中達也先生率いる東北学院高空手道部の皆さん、宮城県代表として大いに暴れまわって来てください!!
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