2012年10月15日
日本選手のメダル獲得数、史上最多に沸いたロンドンオリンピックから2か月、
季節はスポーツの秋です!
空手も各地で大会が目白押し、熱戦が繰り広げられています。
10月20日からは先生達の祭典、伝統派各会派が一堂に集う、マスターズ空手道競技も高知で開催されます。
さて、その空手・・
オリンピック種目に入るかどうか、今、とても重大な局面を迎えています。
2020年のオリンピック開催国は、東京、マドリード(スペイン)、イスタンブール(トルコ)のいずれか1都市。
来年5月のIOC理事会で、空手道、野球、ソフトボール、スカッシュ、ローラースケートなどの新競技候補の計9競技から、2020年のオリンピックに新たに採用される1種目の候補が決まります。
そして最終的に、来年9月のIOC総会(ブエノスアイレス)で、その1競技種目について投票により採択の有無が決定されるのです。
今日、空手道人口は世界で約4000万人、日本国内では約300万人とも言われます。
2020年オリンピック候補の三都市すべてで空手がとても盛んなことを考えると、オリンピックに空手道が選ばれる可能性は高い、と、おおいに期待してしまいます。沖縄発祥の空手がオリンピック種目となれば、日本国内の盛り上がりもまた相当なものになるのではないでしょうか。
その2020年オリンピックを担うかも知れない、現在の空手ジュニア世代・・
今年8月の第20回全国中学生空手道選手権大会(広島県)で、宮城県代表女子としては初めて、安住早代選手(中2)が個人組手で3位入賞を果たしました。
空手歴わずか2年の快挙・・父;敏克氏(元世界王者、現在黒川高校空手部監督)、母;幸代氏(元世界3位、現仙台市内で道場を主宰)の恵まれた血筋。その敏克氏とは自分も対戦したことがありますが、もの凄い集中力と鋭く速くかつ重い突きの持ち主だったことを、あれから何年も経った今でも肌感覚として記憶しています。
そんな女子中学生の安住選手が全国大会を勝ち取るまでには、高校男子の選手とも組手練習をしていたとのこと。
やはり、”栄冠の陰には血の滲むような努力あり”ということですね。
地元宮城から将来の空手オリンピック選手が出ることを夢見て、自分も微力ながら応援を続けていきたいと思います。