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院長時事通信

不活化ポリオワクチン

先日は、娘の不活化ポリオワクチン接種、

「さかいたけお・赤ちゃんこどもクリニック(仙台市)」へ。

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ご存知のように、現在行われている(口から飲む)ポリオ生ワクチンは8月末で中止になり、9月から全国一斉に不活化ポリオワクチン(筋肉注射)に切り替ります。

それまでに不活化ポリオワクチンを受けたい方は、仙台では、さかい先生のクリニック(不活化ワクチンを個人輸入されています;自費)でということになります。

さて、中止となる理由・・・それは現行のポリオ生ワクチンでは、ポリオ(小児麻痺)になる危険性があるからです。

ポリオ(小児麻痺)とは、ポリオウイルスにより手足の筋肉が麻痺(弛緩性麻痺)する病気です。麻痺は生涯続くことが多く、発症してしまうと有効な治療法がありません。

これまで多くのお子さんが、この(国の定めた)ポリオ生ワクチンを受け、ポリオ(小児麻痺)になってしまうという、あってはならない悲しい事態が続いてきました。危険は承知だけれど、国が認めているのは生ワクチンしかないので、渋々受けていた方も多いのです。

我が国において、ポリオ(小児麻痺)は1981年以降、つまり30年以上、”自然感染”での発生がありません。これは、裏を返せば、”ポリオ生ワクチンさえ受けなければポリオ(小児麻痺)にならなかった”という、とんでもないことを意味します。

“我が子を病気から守ろうとして予防接種を受けさせるのに、病院からポリオ(小児麻痺)になって帰ってくる”

子をもつ親として到底、許される話ではありません。

生ワクチン廃止の声が年々、非常に高まっていました。

そして・・ようやく、やっと・・生ワクチン中止、不活化ポリオワクチンの開始です。

先進国より遅れること10年以上(涙)。

当然ですが、この不活化ワクチンで、ポリオ(小児麻痺)になることはありません。

さかいたけお先生は、2008年9月に現こどもクリニックを開院されて以降、不活化ポリオワクチンを個人で輸入してまで、子どもたちへの安全な医療を追求、そして実践してこられました。

訪れた人には分かります。

さかい先生が目指していらっしゃる医療「寄り添う医療」と姿勢「限りないやさしさ」、これを実感できるクリニックだということを。

よく息子から「パパは、空手の時はメチャ厳しいけど、他のことはアマアマだね」と言われます。さかい先生の言う真の「やさしさ」を追求すべく、メリハリをもって頑張っていかねば、と思っています。

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