小児科/呼吸器科/土曜・日曜診療/健康診断 宮城県名取市の「時計台クリニック」

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循環器内科

時計台クリニックHOME診療のご案内循環器内科脂質異常症

脂質異常症とは?

血液中のLDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪が過剰、あるいはHDL(善玉)コレステロールが低下している状態です。

コレステロールって悪役なの?

コレステロールは“悪役”のイメージがありますが、体に必要不可欠な脂肪成分の一種です。男性ホルモン、女性ホルモンや細胞を囲んでいる細胞膜、あるいは食物の消化・吸収に必要な胆汁酸の原料になるなど生命維持に欠かせない物質です。

LDL(悪玉)、HDL(善玉)コレステロールって?

コレステロールは脂肪分なので血液に溶けません。そのためタンパク質にくるまれて、LDLと呼ばれる粒子になって、体の各部位に運ばれます。その一方で、余ったコレステロールはHDLと呼ばれる粒子に回収されます。このLDL(悪玉)とHDL(善玉)のバランスが崩れた際、つまり、LDL(悪玉)が増えすぎた時やHDL(善玉)が減った時に問題が生じます。

ではLDL(悪玉)が多いと何故いけないの?

動脈硬化の進展と関連が深いのがLDL(悪玉)コレステロールです。増えすぎたLDL(悪玉)をHDL(善玉)が回収しきれなくなると、血管壁はLDL(悪玉)の沈着により狭くなり、やがて血栓などで詰まり易くなります。その結果、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などの重大な病気を引き起こす可能性が高まることになります。

目標数値は?

狭心症や高血圧、糖尿病などの基礎疾患(危険因子)を有しているか否かによっても異なります。危険因子のある方は、LDLコレステロールがそれほど高くなくても動脈硬化が進みやすいと言われています。
ひとつの目安として、LDL(悪玉):140未満、HDL(善玉):40以上、中性脂肪:150(mg/dl)未満を目指しましょう!

予防は?食事と運動

動物性脂肪(バター・生クリーム)やコレステロールを多く含む、たらこ・いくら・卵黄などを控え、食物繊維(野菜や豆類)やビタミンを多く摂ることが大事です。また、有酸素運動(散歩など)の継続は、HDL(善玉)を増やし、脂肪を減らす効果があることが知られています。