2016年12月21日
今年も幾多の名勝負が生まれた空手界、
フィナーレを飾る日本王者決定戦、
先日、第44回全日本空手道選手権大会が開催されました。
曇一つない晴天の下、
心地よい風に包まれた聖地・日本武道館。
入場もままならない程の長蛇の列、人、人、人・・・また人の波。
3階席までびっしり埋まった大観衆の、
ボルテージが最高潮に達したのは、まさかの
「天皇陛下、ご来場です」のアナウンスの時!
自分の斜め前、わずか2mほどの距離に陛下がご着席になり、
言葉では到底表現できない厳かな緊張感の中、
壮絶なオーラと絶やさぬ笑顔に見守られての決勝戦は、
男子:2年連続 同一カード、3連覇を狙う荒賀選手対篠原選手、
女子:2連覇を狙う植草選手と、イルソーレ広告モデルで名門一友会の出身、
優勝候補を次々と破り初の決勝進出を果たした山田沙羅選手、
男女ともに連覇達成を見届けられ、
大歓声に手を振ってお応えになりながら退席される陛下に、
空手オリンピック種目決定元年、
万雷の喝采と「万歳、万歳、万歳・・・」がいつまでも鳴りやみませんでした。
忘れえぬ貴重な一日となりました。